
住み継ぐ家
事例概要
ご夫婦、お子様、お母様の三世代が住まう2階建ての邸宅は、リノベーションにより現代の暮らしにマッチする間取りに変更され、最新の断熱工法や設備を採用し、快適性と環境性能をアップデートしています。
1階は勾配天井に沿って部屋の両面に設けられた三角窓と大きな掃き出し窓により、明るく開放的な空間です。大島氏が「特にこの家は、室内から眺める庭をインテリアと連続する空間と考えている」と言うように、家の中にいても、庭の草木や、移り行く季節が身近に感じられます。
2階のご夫妻とお子様の住空間も、屋根の勾配を生かした高い天井と広く取られた窓によって、広々としています。奥様も特にお気に入りだと言うキッチンのブルーのタイルが刺し色となり、床材の楢の木目と上品なコントラストを生み出しています。また、1階のデッキに面し、庭を望む書斎はやはり元は居室だったそうです。新設された専用の階段により2階から直接アクセスすることが出来るようになっており、大人の秘密基地のような空間です。
メインのバスルームには、DuravitのLuvの洗面ボウルと壁付けのC.1水栓、Starckのバスタブも設置されています。「デュラビットの製品のようにスタンダードで良いものがやっぱり好きなんですよ。終の棲家になる家だし納得のいくものを使いたい」と大島氏。ゲスト用のレストルームにも1930シリーズの洗面ボウルとC.1水栓、Starckの小便器が設置され、どちらも家全体の上品な雰囲気にマッチしています。
自邸のリノベーションについて「この家を最初に設計した建築家が考えたことも、やっぱり受け継ぐべき。活かすべき要素と新しく取り入れるべき要素、その時代のあるべき姿みたいな、そういったものを再編集する」と大島氏。さらに「柳宗悦の唱えた"用の美"は家という暮らしの器にも言えることなんです。自分たちが受け継いでいるものの中で、自分たちだからこそ活かしていけるものは何なのかということをふりかえり、工夫して使いこなし自分たちらしい暮らしのかたちをつくっていく」と語っています。
モダンな都会の住宅でありながら、「用の美」を具現化するように、四季の行事や生活文化など、日本の豊かさを受け継ぎ・使いこなす丁寧な暮らしがそこにありました。
Photo by Kohichi Ogasahara
デュラビットの製品
カテゴリー
グリーン , 住まい&ワーク
国
Japan
場所
TOKYO
建築家
ブルースタジオ 大島芳彦 + 石井大吾









