画像出典:Phosart Studio

Villa Del Sol

太陽の家

かつて映画の舞台となったチェンナイの邸宅を、南インドの趣を纏うバケーションホームへ

事例概要

所在地

チェンナイ
インド

デュラビットシリーズ

カテゴリ

高く伸びるヤシの木と緑豊かな庭に囲まれ、海の音が届く場所に佇む「Villa Del Sol」。かつてタミル映画やテレビ番組の撮影場所として使われ、チェンナイの映画史の一端を担ってきた邸宅です。Synergy Architecture + Interiorsのチーフアーキテクト、Nanditha Vikram氏が、建物ならではの特徴を生かしながら、家族が新たな思い出を重ねるバケーションホームへと再構築しました。

時と素材の重なり

改修では、建物本来の趣を新たな暮らしへと受け継いでいます。 Synergy Architecture + Interiorsは、幾重もの塗装の下に隠れていた無垢のチーク材の、あたたかな蜂蜜色の木肌を蘇らせました。年月を重ねたマンガロール瓦の屋根や、オリジナルの床タイルもそのまま生かされています。エクリュカラーの壁にテラコッタやグリーンを組み合わせ、落ち着いた色調にまとめています。大きな開口部からは自然光が差し込み、緑豊かな庭の景色が広がります。

南インドの気候に寄り添う設計

洪水のリスクに備え、敷地の高さや勾配を調整し、新たな排水システムを計画しました。庭には、小径や豊かな植栽、プール、屋外のシーティングエリアを配置。建物を囲むベランダは、強い日差しや雨から室内を守りながら、海からの風を取り込みます。エントランスを縁取る2本の柱は、南インドの伝統的な住宅に見られる「Thinnai(ティンナイ)」を思わせ、土地の文化をさりげなく映し出しています。室内では格子状の木製扉が空間を緩やかに仕切りながら、開放感を保っています。

個性を楽しむバスルーム

すべてのバスルームには、Duravitの「Cape Cod」置き型洗面ボウルと「DuraStyle」壁掛けトイレが採用されています。共通の製品が、異なるカラースキームの空間に統一感をもたらしています。グレーを基調に、深いブルーや鮮やかなグリーン、クリームカラーなどを取り入れ、各バスルームに個性ある表情を演出。ゲスト用トイレでは、ブラックのペンダントライトとラウンドミラーが、グレーの空間にグラフィカルなアクセントを添えています。